資産運用で重要なのはリスク分散です。国内ETFを活用すれば、株式・債券・REIT・金など複数の資産に少額から投資でき、バランスの良い分散投資が実現します。
今回は、初心者にもわかりやすく国内ETFに統一した分散ポートフォリオ例を3つのリスク許容度別にご紹介します。
分散投資の基本
投資資産は異なる値動きをするものを組み合わせると、リスクを抑えながら安定した運用が期待できます。国内ETFは日本の証券取引所に上場しているため、売買が簡単でコストも比較的低いのが特徴です。
【1】低リスク・安定型ポートフォリオ例
資産クラス | 割合 | 代表的な国内ETF |
---|---|---|
国内債券 | 50% | <1306>ダイワ上場投信-東証国内債券 |
国内株式(TOPIX連動) | 30% | <1306>ダイワ上場投信-東証株価指数(TOPIX) |
J-REIT | 10% | <1343>NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型 |
金(ゴールド) | 10% | <1540>東証金価格連動型上場投信 |
国内債券を中心に据え、安定感を重視したポートフォリオ。株式やREITで適度にリスクを取りつつ、金で防衛的な資産を組み込んでいます。
【2】バランス型ポートフォリオ例
資産クラス | 割合 | 代表的な国内ETF |
---|---|---|
国内株式(TOPIX連動) | 40% | <1306>ダイワ上場投信-東証株価指数(TOPIX) |
国内債券 | 30% | <1305>NEXT FUNDS 国内債券インデックス |
J-REIT | 15% | <1343>NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型 |
金(ゴールド) | 15% | <1540>東証金価格連動型上場投信 |
株式比率を増やしながらも債券・REIT・金でリスクコントロール。中長期的な成長と安定性のバランスが取れています。
【3】成長重視型ポートフォリオ例
資産クラス | 割合 | 代表的な国内ETF |
---|---|---|
国内株式(TOPIX連動) | 60% | <1306>ダイワ上場投信-東証株価指数(TOPIX) |
J-REIT | 20% | <1343>NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型 |
金(ゴールド) | 10% | <1540>東証金価格連動型上場投信 |
国内債券 | 10% | <1305>NEXT FUNDS 国内債券インデックス |
国内株式を中心に高い成長を狙いながら、REITや金でリスクヘッジ。債券は最低限に抑えた攻めのポートフォリオです。
ポートフォリオ作成のポイント
- 自分のリスク許容度を把握する:無理なく続けられる資産配分を選びましょう。
- 定期的にリバランスを行う:市場の変動で比率が崩れたら適宜調整しましょう。
- 分散のバランスを保つ:株式・債券・REIT・金など異なる値動きの資産を組み合わせます。
- 投資信託とETFの手数料比較も大切:コストは長期的な運用成績に影響します。
まとめ
国内ETFは日本市場に上場しているため、買いやすく情報も得やすいのがメリットです。株式・債券・REIT・金をバランスよく組み合わせることで、リスクを抑えながら効率的な資産形成が可能です。
あなたの投資スタイルやリスク許容度に合わせて、今回紹介したポートフォリオ例を参考にしてみてください。
また、NISAやつみたてNISAの非課税枠を活用することで、税金面でも有利に運用できます。
賢く分散投資し、長期的な資産形成を目指しましょう!