「高配当株って魅力的だけど、どれを選べばいいかわからない…」
そんなふうに迷ったことはありませんか?
私も最初は、ただ「利回りが高い」という理由だけで株を選び、
減配されたり、株価が下がって後悔した経験があります。
今回は、高配当株を選ぶときに見るべきポイント(数字)を5つご紹介します。
私が実際にチェックしている項目なので、初心者の方にも役立つはずです!
① 配当利回りだけで判断しない
✅ 配当利回りが高すぎると逆に危険!
高配当株を探すときにまず見るのが「配当利回り」ですが、5〜6%以上のものは少し注意が必要です。中には10%前後の銘柄もあります。
私は新NISAで高配当株を買って、業績不振で大幅な減配と株価下落を経験しました。ナンピンしながら上がるのを待つつもりでしたが、上がる気配がないので泣く泣く損切しました。NISAは損益通算ができないので泣く泣く損切です。非常にがっかりしたけど、損切りしてスッキリしたのを覚えています。
なので以下の事を頭に入れておいてくださいね。(私自身は利回り5%前後以上を好みます)
- 異常に高い=株価が大きく下がっている可能性
- 無理に高配当を維持していて、今後減配するリスクがある
▶ 目安:3~4.5%程度の利回りが安心
② 配当性向をチェックする
✅ 「利益のうち、どれくらいを配当に回しているか?」
これを示すのが**配当性向(%)**です。
配当性向 =(1株あたり配当 ÷ 1株あたり利益(EPS))× 100
- 50~60%以内が健全とされることが多い
- 80%以上だと、「無理して配当を出している」可能性あり
高配当でも、利益が出ていなければ長く続きません。
しっかり稼いで、その中から配当を出している会社を選びましょう。
③ 営業利益・経常利益が安定しているか
✅ 利益が出ていない会社の配当は危うい
会社四季報やIR情報で営業利益・経常利益の推移をチェックしましょう。
- 3年〜5年連続で黒字かどうか
- 利益が急激に減っていないか
利益が右肩下がりなのに高配当を出している会社は、減配のリスクが高いです。実際にありますからね。
④ 自己資本比率を見る
✅ 財務の健全性を表す指標です
自己資本比率 = 自己資本 ÷ 総資本 × 100
- 50~60%以上あると安心感がある
- 20%以下だと、借金に頼っている状態かも (これはセクターにもよります)
財務が健全な会社ほど、配当を安定して出し続けられる力があります。
⑤ 過去の配当実績を見る
✅ 配当が「継続」していることが安心材料
過去数年分の配当履歴をIR資料や四季報で確認しましょう。
- 減配していないか?
- 毎年同じくらいの配当を維持できているか?
- むしろ増配しているなら好印象!
「配当方針(安定配当を重視)」などと記載されていれば、企業の姿勢も確認できます。
おまけ:私がやりがちな失敗(でも学びに)
高配当の株に飛びついて、後悔したのは買った後。
決算書見たら赤字で、「あれ?なんで配当出してるの?」と慌てました。
自己資本率が高ければまだ何とか・・・って感じもありますが、いつまで配当維持できるか不安です。
今では、利回りだけで決めない!数字をひと通りチェックする!特に営業利益、純利益、1株利益の部分は見ています。
この習慣がついたことで、失敗が減りました。
まとめ|「高配当」は魅力、でも“中身”が大事!
高配当株は、定期的な収入を得たい人にとってとても魅力的です。
でも、表面的な数字に惑わされず、会社の中身を見ることがとても大切です。
🔍 選ぶときに見るべきポイントまとめ
- 配当利回り(3〜4.5%が目安ですが最近は4%以下だと高配当とは言えないかもしれません)
- 配当性向(50〜60%以内)
- 利益の安定性(営業利益・経常利益)
- 財務状況(自己資本比率)
- 過去の配当実績(増配・減配)
この5つを見てから買うだけで、ずいぶん安心して投資できるようになりました。
焦らず、学びながら一緒に成長していきましょう!