海外REITの比較|ETFと投資信託で広がる不動産投資の可能性

✍️ 本記事は特定の銘柄・投資先の購入や売却を推奨するものではありません。投資判断はすべてご自身の責任において行ってください。掲載情報に基づくいかなる損失・損害についても、当方は一切の責任を負いません。

海外REITをETFと投資信託で比較し、不動産投資の可能性を広げる内容を紹介する記事のアイキャッチ画像。 海外REIT
海外REITへの投資をETFと投資信託で比較し、それぞれのメリット・デメリットをわかりやすく解説しています。

「国内REITだけでは物足りない」「世界に分散して資産を守りたい」――そんな方におすすめなのが海外REITへの投資です。

本記事では、海外REITのメリット・デメリット・投資地域ごとの違いをわかりやすく比較し、国内で買えるETFや投資信託も紹介します。


海外REITとは?

海外REITとは、米国や欧州、アジアなどの海外不動産に投資する上場不動産投資信託です。日本にいながら、世界中のオフィスビル・物流施設・住宅・商業施設に分散投資できます。

代表的な投資対象には以下の3種類があります:

  • 米国REIT:規模が最大、テクノロジーやヘルスケア分野も豊富
  • 先進国REIT:米国を含む or 除いた欧州・豪州などをカバー
  • 新興国REIT:アジア・中南米など。高利回りだが変動リスクも大

海外REITのメリット

  • 高い分配利回り:4〜7%超の利回りも珍しくありません
  • 地域・資産クラスの分散:1つの商品で世界中の不動産に投資可能
  • インフレ耐性がある:不動産収益は物価と連動しやすい

海外REITのリスク・注意点

  • 為替リスク:ドル建て・ユーロ建てで為替の影響を受けやすい
  • 価格変動リスク:米国REITなどは株式並みに上下します
  • 流動性や税制:ETFの場合、分配金に外国税がかかることも

代表的な海外REIT商品(国内購入可能)

商品名分類信託報酬(目安)分配利回り備考
NEXT FUNDS 外国REIT(2515)先進国REIT(日本除く)0.27%約3.5〜4.0%為替ヘッジなし、東証上場ETF
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス投資信託0.22%なし(再投資型)低コストで積立に人気
iシェアーズ 米国不動産ETF(IYR)米国REIT ETF約0.40%約4.5%米国上場ETF、日本の証券口座で購入可
ニッセイ グローバルリートインデックスファンド先進国+新興国0.27%なし幅広い分散性、長期運用に最適

※利回りは2025年9月時点の参考値です。変動します。


どのタイプを選ぶべき?

  • 安定重視:→ eMAXIS Slim 先進国リート
  • 高利回り狙い:→ IYR(米国REIT)や2515
  • 積立運用派:→ ニッセイグローバルリート

初心者は、まず「先進国REIT+毎月積立」から始めるのが安心です。


まとめ:海外REITで世界の不動産に分散投資を

海外REITは、高配当+分散効果+インフレ耐性を持つ魅力的な投資対象です。特に、国内REITだけでは得られない地域分散・産業分散が可能になるのが最大の強みです。

ただし、為替リスクや値動きの大きさには注意が必要です。ETFや投資信託をうまく活用して、自分のリスク許容度に合った海外REIT商品を選びましょう。


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