米国高配当ETFとは?

✍️ 本記事は特定の銘柄・投資先の購入や売却を推奨するものではありません。投資判断はすべてご自身の責任において行ってください。掲載情報に基づくいかなる損失・損害についても、当方は一切の責任を負いません。

米国高配当ETFの特徴や仕組みをイメージさせるチャートやグラフの画像 米国ETF
安定したインカムを狙える米国高配当ETFの魅力とは?

米国高配当ETFとは、高い配当利回りが期待できる米国企業の株式を集めたETF(上場投資信託)のことです。株価の値上がり益だけでなく、定期的な配当収入を目的とする投資家に人気があります。分散投資が可能でありながら、安定したインカムゲインを得られるのが大きな魅力です。

米国高配当ETFの主なメリット

  • 安定した配当収入:高配当株で構成されているため、定期的なインカムが期待できます。
  • リスク分散:個別株に比べ、複数銘柄に分散されているためリスクが抑えられます。
  • 比較的低コスト:個別に株を買うよりも手数料が少なく、効率的に運用できます。
  • 為替差益の可能性:米ドル建ての資産運用により、円安時には為替差益も期待できます。

代表的な米国高配当ETFの比較

ここでは、日本の投資家に人気の3つの米国高配当ETFを比較します。

1. VYM(バンガード・米国高配当株式ETF)

  • 特徴:大型の高配当株に分散投資。配当と株価成長のバランスを重視。
  • 構成銘柄数:約400銘柄
  • 経費率:0.06%
  • セクター構成:金融、ヘルスケア、生活必需品など

2. HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)

  • 特徴:財務健全性と持続的配当を重視。厳選された銘柄構成。
  • 構成銘柄数:約75銘柄
  • 経費率:0.08%
  • セクター構成:エネルギー、ヘルスケア、通信など

3. SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)

  • 特徴:S&P500構成銘柄のうち、高配当の上位約80銘柄に均等配分。
  • 構成銘柄数:約80銘柄
  • 経費率:0.07%
  • セクター構成:不動産、金融、公益事業など

選び方のポイント

どのETFを選ぶかは、投資家の目的によって異なります。

  • 長期で安定配当を狙いたい → VYM
  • ディフェンシブ性と配当重視 → HDV
  • 高利回り・短期回収を狙いたい → SPYD

また、セクター構成や銘柄数、分配月なども選ぶ際の参考になります。

米国高配当ETF投資の注意点

  • 為替リスク:円建てで配当を受け取る場合、為替変動の影響を受けます。
  • 増配・減配の可能性:企業業績により、配当が減少することもあります。
  • 税金:米国で10%、日本で20.315%の課税。NISA活用で軽減可能です。

まとめ

米国高配当ETFは、配当によるインカムゲインを狙いたい投資家にとって有力な選択肢です。VYM・HDV・SPYDといった代表的なETFには、それぞれ異なる特徴があります。自身の投資スタイルやリスク許容度に合わせて選び、長期的な資産形成を目指しましょう。

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